2021年3月23日火曜日

エヴァと人生

半年ぶりの備忘録ですね!今回はシン・エヴァンゲリオンが無事完結しましたので、25年の思い出などを絡ませてつつポチポチ語りますよ。

※シン・エヴァのネタバレに配慮しません。


最初は映画のここが良かった!とか軽い感じでまとめようとしてたんですけど、パンフレットを読んだり、庵野監督のプロフェッショナルを観たりして、「人生とは…」とはと想い耽ったので。

エヴァンゲリオンについては初回放送から観ているし、貞元版の漫画も読んでるし、旧劇場版から全部劇場で観てるという傍から見ると、エヴァ好きじゃん!って感じなんだけど、本人的には好きとは言えない不思議な作品なんだよね。

好きよりも興味深いのほうが強く、主要登場人物に共感を持てないからかもしれない。。。

エヴァよりもナディアの方が手放しに好き!って言えるのな。

1995年当時、私をオタクへ陥れた最大コンテンツであるガンダムWに熱中していたので、そこまで入れ込めなかったのかもしれない。

いや、よく考えるとガンダムW(1995~1996)から少女革命ウテナ(1997)にドハマリしてたから、エヴァは嗜むぐらいしか余裕がなかったんだな、と理解した。

プロフェッショナルで庵野監督が当時のバッシングについて触れてたのと、過去のインタビューで仲の良い幾原監督から、いっそ綾波を妊娠させてしまえ!って言われた話を思い出したよね。ウテナで主人公(中学生)が大学生と性行為しているシーンを入れてたからね!

新劇場版について、私は破が一番カタルシスを感じて好きで、正直手放しで面白いー!って思ったのは破だったのです。14歳の少年に優しい世界と、自我の芽生えに己の手で掴み取る勝利。それが良かったんだけど、エヴァは庵野監督の私小説で魂の叫びの受け皿ということを私は理解してなかったのです。

だからシン・エヴァ観終わったときは、Qは必要だったのか?必要だったとしても冒頭15分くらいで纏めれたんじゃないか?とカヲルくんを無能みたく見せる必要はあったのか?槍のとこいる?と文句タラタラだったんだけど、庵野監督が自分の内面と向き合って削り出す過程というQは必須だったのだろうなと、プロフェッショナルで感じ取りました。

正直シン・エヴァも、今まで不足過ぎた説明を挽回するがごとくだったし、カレカノの匂いやTrigger作品の匂いもあったりだったし、レイでもアスカでもミサトでもないヒロインとしてマリを充てがうなら、破あたりで一噛みしてほしかったね、って言いたいけど、終わらせることが大事だなって勇気をもらった。

万人が求めるコンテンツを提供できるならそうしてるって話よな~~っ!最初からそういう作品じゃなかったんだな、意図せず社会現象になってしまったけど、太宰における人間失格みたいなものかな?と思い直したのでした。

25年も背負い続けた荷物をやっと置いて送り出し、解き放たれた庵野監督のウルトラマン楽しみにしてます!

私もずっと抱えてる物をどんな形であれ世の中に出すぞとやる気を貰いました!







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